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建築科1年生 木造軸組実習 その2
建築科1年生は、企業連携授業の一環として、建築大工技能科(※)が普段使用している岩沼の実習棟において木造軸組みを実施しました。
今回は、2週にわたって実施された実習の後半編です。
前回は、土台・桁の墨付け、キザミ、地組までを行いました。
今回は母屋・隅木・柱の墨付けとキザミ作業からです。
全員が丸ノコの講習を受講済みなので、実際に丸ノコで切ってみます・・・。柱の刻みが終われば、いよいよ建てていきます。


前回、基礎の上に土台を敷き、レーザー墨出し器で水平を確認し、アンカーボルトの締め付けを終えていますので、いよいよ柱を建てていきます。
あっという間に柱が立ち上がり、桁をかけて、おおよその形ができてきました。


ここで、柱の垂直を確認するチェックが入ります。
「下げ振り」という道具を使って、柱がまっすぐ立っているかを確認。結果は・・・。
継ぎ手の加工具合が悪いと寸法が伸びたり縮んだりするので精度は大事です。
先週作った金輪継ぎはぴったりの寸法でした。
次は小屋組みです。屋根のことを小屋組みといいます。
小屋束→母屋(もや)→棟木→隅木→垂木→合板貼りと順番に作業を進めていきますが、今回は垂木の一部を流して終わりになりました。
寄棟屋根のため、垂木の切り口が45度と屋根勾配の2つの角度があるので大変でした。
ここからは高所での作業になりますが、高いところが平気な子も多いようです。
事故やけがもなく順調に作業が進めることができ、無事に5日間の実習が終了しました。








9月には、今回の実習の最終回として建築大工技能科と合同での上棟式を予定しており、筋交いを入れ、火打ちとは?と実物を目の当たりにして木構造の知識を深めていきたいと思います。
そして最終日の午後には、建築科2年生も合流し、建築科1・2年生と建築大工技能科2年生が一緒になって球技大会を開催しました!


※:建築大工技能科について、令和6年度入学生を最後に募集を停止しております。
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