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建築科1年生 木造軸組実習 その1
2025.7.17
建築科
建築科1年生は企業連携授業の第1弾として、建築大工技能科(※)が普段使用している岩沼の実習棟において木造軸組みを実施しました。
2週にわたって実施するのですが、今回は前編です。
昨年同様3.64m×5.46mの大きさで平屋に挑戦。今まで建築大工技能科が実習で使っていた基礎を使い、屋根の形は今までやったことのない寄棟に挑戦します。

まずは全員で設計図となる板図(手板)を作ります。建築大工技能科の授業で養生に使った薄い板を再利用します。カッターを使って人数分に切り分けますが、手を切らないように細心の注意が必要です。
6つの班に分かれ、長さや高さのものさしとなる尺杖(間竿)を各班1本ずつ正確に作り、みんなで作った尺杖を並べて誤差がないかチェックします。


まずは土台から墨付けをしていきます。
建築大工技能科の2年生も各班のサポートに加わりました。
墨付けが終わったら、ミスのないことを確認して、ノミやのこぎりを使った刻み作業に入るのですが、皆さん上手にこなしていきます。
桁の継ぎ手には金輪継ぎを取り入れました。
土台や桁(※2)まで加工を終え、基礎の上に土台・桁・の地組を行い間違いのないことを確認して前半戦終了です。





※1:建築大工技能科について、令和6年度入学生を最後に募集を停止しております。
※2:桁とは建物の柱の上に掛け渡して、柱が倒れないようにささえとする材木。屋根を支えます。
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