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建築科2年生 鉄筋コンクリート柱サンプル作り ~鉄筋の加工組み立て~
以前、鉄筋コンクリート模型の型枠脱型作業をお伝えしました。
建築科2年生が、同じものを製作する模様をお届けしています。
前回は型枠の製作で、今回は鉄筋の加工組み立てです。
型枠の製作と同様に鉄筋の必要数量を拾い出し班ごとにまとめてありますので、それに基づき用意した鉄筋を目の前に各班、作業開始です。

まずは鉄筋の加工ですが、10mmと13mmの鉄筋を使います。
それぞれ切り出す長さをマーカーペンで印をつけ終わったら、1本目は金のこを使って切ってみよう!
皆さん苦戦してますが何とか切断完了です。切れ目が半分以上入ったところで折るという荒業を見つけた班も・・・。
2本目からは鉄筋カッターを使って秒で切断。作業前に安全な使い方を習得し、指を挟まないように注意しながら切段していきます。


次はバーベンダーと呼ばれる鉄筋を曲げる機械を使って、帯筋を曲げていきます。
ただ曲げるのはものすごく簡単にできるのですが、200mm以内の正方形にするにはコツがいります。
毎年思い通りに曲がらないというのが常なので、作業を見守る私としては一番楽しみな場面の1つですが、まずは機械の使い方、曲げ方の注意点やコツなどを伝えながら実際にお手本を披露します。
各班6本ずつ帯筋を加工します。まずは1本だけ墨を付け試しに曲げてみますがどうでしょうか?
ベンダーの角度設定をミスして想定外の形になってしまった班もありました。
そのまま継続できる班、再考が必要な班など様ざまです。ここで失敗することが後々プラスになるのです。
曲げ終わったものを結束線で主筋と結束して完成です。
この結束作業もコツを必要とします。結束線が切れないように気に掛けているとゆるゆるになったり、締めすぎて切れてしまったり・・・。





次回は型枠の中に鉄筋を据え付ける作業をお伝えします!
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